「ゲーミングPCを買いたいけど、どれを選べばいいかわからない…」
そんな悩みを抱えていませんか？
2025年の今、ゲーミングPCは性能も価格も大きく進化しています。この記事では、初心者から上級者までが“失敗しないPC選び”をできるよう、価格別おすすめモデル・ゲーム別構成・購入タイミングまで徹底解説！
この記事を読めば、あなたにピッタリのゲーミングPCがきっと見つかります
- 1. ゲーミングPCを選ぶ前に知っておくべき基礎知識
- ゲーミングPCと普通のPCの違いとは？
- CPUとGPUの関係をわかりやすく解説
- メモリとストレージはどれくらい必要？
- デスクトップ型とノート型、どちらを選ぶべき？
- 自作PCと完成品PCのメリット・デメリット
- 2. 価格別おすすめゲーミングPCランキング【2025年版】
- 10万円以下で買えるエントリーモデル
- 15〜20万円で快適プレイが可能な中級モデル
- 25万円以上のハイエンドモデル
- コスパ最強のBTOメーカー3選
- コスパ比較表でわかる最適モデル
- 3. ゲーム別おすすめスペック一覧
- 『フォートナイト』を快適にプレイするなら？
- 『APEX LEGENDS』向けおすすめ構成
- 『原神』『ホグワーツ・レガシー』など重めタイトルに最適な構成
- 『マインクラフト』やインディーゲーム向けPC構成
- 今後の新作ゲームに備える将来性のある選び方
- 4. ゲーミングPCのパーツを理解しよう
- GPU（グラボ）の性能の見方
- CPUの世代と型番の選び方
- メモリの速度と容量のバランス
- SSDとHDDの違いと使い分け
- 電源・冷却システムの重要性
- 5. 賢く買うためのチェックポイントと購入タイミング
- セール時期を狙うのが一番お得？
- 保証・サポート内容の見極め方
- 中古ゲーミングPCはアリ？ナシ？
- 周辺機器（モニター・キーボード・マウス）の選び方
- ゲーミングPC購入後のメンテナンス方法
ゲーミングPCを選ぶ前に知っておくべき基礎知識
ゲーミングPCと普通のPCの違いとは？
ゲーミングPCと一般的なPCの一番の違いは「グラフィック性能」にあります。普通のPCは主にオフィス作業やネット閲覧などを目的に作られており、映像処理はCPUに内蔵された簡易的なグラフィック機能で行われます。一方、ゲーミングPCには「GPU（グラフィックボード）」と呼ばれる専用の映像処理パーツが搭載されており、これが3Dゲームの滑らかな描画を支えています。また、ゲーミングPCは冷却性能も高く、長時間プレイしても熱暴走しにくい設計になっているのも大きな特徴です。さらに、見た目にもこだわったRGBライト付きケースや、高速SSDを搭載しているモデルも多く、快適さとカッコよさを両立しています。
CPUとGPUの関係をわかりやすく解説
ゲームを快適に動かすためには、「CPU」と「GPU」のバランスがとても重要です。CPU（中央処理装置）はゲーム内での計算や処理、GPU（グラフィックボード）は映像描画を担当します。つまり、CPUが頭脳で、GPUが目のような役割を持つイメージです。どちらか一方が弱いとボトルネック（性能の足を引っ張る部分）が発生し、フレームレート（FPS）が下がったり、カクついたりします。一般的に、2025年の時点では「Core i5-14400F × RTX 4060」や「Ryzen 7 7800X3D × RTX 4070」などの組み合わせが非常にバランスが良く、ミドルクラスからハイエンドまで幅広くおすすめできます。
メモリとストレージはどれくらい必要？
メモリはゲーム中のデータを一時的に処理する場所です。最近の3Dゲームではメモリ容量が少ないと読み込み時間が長くなったり、動作が不安定になったりします。快適に遊ぶためには最低でも16GB、できれば32GBあると安心です。ストレージについては、HDDよりもSSDが圧倒的におすすめ。SSDは読み書きが速く、ゲームの起動やロードが格段に短くなります。容量の目安としては、OSやゲームを複数インストールするなら1TB以上が理想です。もしコストを抑えたいなら、「500GB SSD＋2TB HDD」といった組み合わせもありです。
デスクトップ型とノート型、どちらを選ぶべき？
ゲーミングPCは大きく分けて「デスクトップ型」と「ノート型」に分かれます。デスクトップ型は拡張性が高く、後からパーツを交換できるのが魅力。冷却性能も高く、長く使える傾向があります。一方、ノート型はコンパクトで持ち運びができ、場所を取らないのがメリットです。最近では「RTX 4070搭載ノート」など、デスクトップ並みの性能を持つモデルも登場しています。ただし、ノート型は放熱性能が劣るため、長時間の高負荷ゲームでは熱の影響を受けやすい点に注意が必要です。どちらを選ぶかは「性能重視か、利便性重視か」で決めましょう。
自作PCと完成品PCのメリット・デメリット
自作PCは、自分で好きなパーツを選んで組み立てるスタイルです。コスパを最適化できたり、知識が身についたりする反面、トラブルが起きたときにすべて自己責任というデメリットもあります。一方で、BTO（Build To Order）と呼ばれるメーカー製の完成品PCは、初期設定済みでサポートも充実しています。初心者にはBTOがおすすめですが、パーツ選びにこだわりたい中級者以上は自作も楽しめるでしょう。2025年現在では「ドスパラ」「マウスコンピューター」「フロンティア」などのBTOメーカーが人気を集めています。
価格別おすすめゲーミングPCランキング【2025年版】
10万円以下で買えるエントリーモデル
ゲーミングPCと聞くと「高い！」というイメージを持つ人も多いですが、最近では10万円以下でも十分にゲームが楽しめるエントリーモデルが登場しています。たとえば「GTX 1660 SUPER」や「RTX 3050」を搭載したモデルなら、軽めの3Dゲームやeスポーツタイトル（『フォートナイト』『VALORANT』『原神』など）をフルHDで快適にプレイできます。CPUは「Core i5-12400」や「Ryzen 5 5600G」が人気で、コスパと性能のバランスが良いです。ストレージは500GB SSDが主流で、ゲーム2〜3本とWindowsを入れるには十分。電源や冷却性能は控えめですが、静音性も高く初めてのゲーミングPCとして最適です。10万円以下で探すなら、BTOメーカーのセールを狙うのがおすすめ。特に「フロンティア」や「ツクモ」は割引率が高く、同価格帯でもワンランク上のパーツを搭載したモデルが見つかります。
15〜20万円で快適プレイが可能な中級モデル
15〜20万円クラスになると、ほとんどのゲームを高画質設定で快適にプレイできるようになります。この価格帯では「RTX 4060 Ti」や「RTX 4070」を搭載したモデルが人気。CPUは「Core i5-14400F」または「Ryzen 7 7800X3D」などが定番で、フレームレート（FPS）が安定しやすく、ストリーミングや録画を同時に行っても動作が重くなりにくいのが特徴です。メモリは16GB〜32GB、ストレージは1TB SSDが標準装備。このクラスのゲーミングPCなら、『APEX LEGENDS』や『ホグワーツ・レガシー』などの重いタイトルもWQHD（2560×1440）解像度で快適にプレイ可能です。また、ケースのデザイン性も高く、RGBライトや強化ガラスパネルなど「見た目」にもこだわったモデルが増えています。性能・価格・デザインのバランスを求めるならこのレンジがベストです。
25万円以上のハイエンドモデル
25万円を超えるハイエンドモデルは、最新ゲームを4K解像度で最高画質設定でもスムーズに動かせるモンスター級のPCです。代表的な構成は「RTX 4080 SUPER」や「RTX 4090」に「Core i7-14700K」または「Ryzen 9 7950X3D」を組み合わせたもの。ゲームはもちろん、動画編集や3Dモデリングなどクリエイティブ用途にも最適です。メモリは32GB以上、ストレージは2TB SSDが標準的。冷却性能も非常に高く、水冷システムを搭載しているモデルも多いです。価格は高いですが、その分寿命も長く、数年間は買い替え不要。将来的なアップグレードにも強く、まさに「一生モノ」といえるクラスです。PCケースも高級感があり、静音設計＋強化ガラスで見た目も圧倒的。プロゲーマーや配信者を目指す人には、このクラスがおすすめです。
コスパ最強のBTOメーカー3選
2025年現在、ゲーミングPCを買うなら「BTOメーカー（Build To Order）」から選ぶのが主流です。中でもコスパが高いと評判なのが、①ドスパラ（GALLERIAシリーズ）、②フロンティア（FRONTIER）、③**マウスコンピューター（G-Tuneシリーズ）**の3社です。ドスパラは納期が早く、即日発送も可能。フロンティアはセール時の値引きが大きく、同価格帯でより高性能なパーツを搭載できることが多いです。マウスコンピューターは国内生産で品質とサポートの信頼性が抜群。さらに最近では「パソコン工房（LEVEL∞）」や「サイコム」も人気上昇中です。メーカーごとに特徴があるため、「価格・サポート・デザイン・カスタマイズ性」のどれを重視するかで選ぶのがコツです。
コスパ比較表でわかる最適モデル
| 価格帯 | GPU | CPU | メモリ | ストレージ | 推奨用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| 〜10万円 | GTX 1660 SUPER / RTX 3050 | Core i5-12400 | 16GB | 500GB SSD | 軽量ゲーム・初心者向け |
| 15〜20万円 | RTX 4060 Ti / RTX 4070 | Ryzen 7 7800X3D | 16〜32GB | 1TB SSD | 中〜重量級ゲーム |
| 25万円〜 | RTX 4080 SUPER / RTX 4090 | Core i7-14700K | 32GB以上 | 2TB SSD | 4Kゲーム・配信・制作 |
この表を見れば、予算に応じてどのスペックを選ぶべきか一目でわかります。重要なのは「無理に上を狙わず、自分の遊びたいゲームに最適な構成を選ぶこと」です。予算を賢く使うことで、より満足度の高いゲーミング環境を手に入れられます。
ゲーム別おすすめスペック一覧
『フォートナイト』を快適にプレイするなら？
『フォートナイト』は軽めのバトルロイヤルゲームですが、建築バトルや144Hz以上のモニターを活かすためには、一定のスペックが必要です。フルHD・144fpsで快適に遊ぶなら、GPUは「RTX 4060」以上、CPUは「Core i5-14400F」または「Ryzen 5 7600」が理想です。メモリは16GBで十分ですが、配信や同時録画を考えるなら32GBあると安心です。
また、フォートナイトはDirectX 12対応になっており、レイトレーシングなど最新の描画機能にも対応しています。これを有効にする場合、RTX 4070クラスが必要になります。ストレージはSSD推奨で、ロード時間が圧倒的に短縮されます。
設定を中程度にすれば、10万円前後のPCでも十分遊べますが、eスポーツ志向なら高リフレッシュレートモニター＋ミドル〜ハイエンドGPUの組み合わせが最適です。ちなみに、フォートナイトはCPU性能も影響しやすいため、最新世代を選ぶことでより安定したパフォーマンスを発揮します。
『APEX LEGENDS』向けおすすめ構成
『APEX LEGENDS』は競技性が高く、描画がやや重めのFPSです。フルHD・144fpsを安定して出したい場合、「RTX 4060 Ti」＋「Core i7-14700F」または「Ryzen 7 7800X3D」クラスがおすすめです。APEXはCPU依存度が高いため、フレームレートを安定させるには高性能CPUが重要。特にRyzen 7 7800X3Dはゲーム性能が非常に優れており、2025年現在でも最強クラスのコスパを誇ります。
メモリは16GBで問題ありませんが、複数アプリを同時に開く人は32GBを推奨。APEXは動作が不安定になることもあるため、電源ユニットは信頼性の高い80PLUS GOLD認証以上を選びましょう。
さらに、応答速度1msのモニターを組み合わせるとエイム精度が向上します。APEXはグラフィック設定を「中〜高」にすれば見た目とパフォーマンスのバランスが取れるため、ハイスペックすぎる構成でなくても快適にプレイ可能です。
『原神』『ホグワーツ・レガシー』など重めタイトルに最適な構成
『原神』や『ホグワーツ・レガシー』は美しいグラフィックで知られる一方、負荷も高いタイトルです。特に『ホグワーツ・レガシー』はRTX 3060でもフルHD最高設定ではカクつくことがあるため、快適に遊ぶなら「RTX 4070」以上を推奨します。CPUは「Ryzen 7 7800X3D」または「Core i7-14700K」が理想で、GPUとCPUの両方に余裕を持たせることで、快適かつ長寿命な構成になります。
メモリは32GBが最適。『原神』は軽めですが、今後のアップデートを考えると余裕をもたせた方が安心です。SSDは1TB以上推奨で、オープンワールドの読み込みが高速化します。
また、これらのタイトルは美麗な映像を楽しむためにWQHDモニターとの相性が抜群。描画をより滑らかにするためにDLSS（NVIDIAのAI補完機能）を活用すると、より高フレームレートでプレイできます。
『マインクラフト』やインディーゲーム向けPC構成
『マインクラフト』や軽めのインディーゲームは、高価なGPUを必要としません。たとえば「GTX 1660 SUPER」や「RTX 3050」でも十分です。ただし、『マインクラフト』はMODを入れると非常に重くなるため、RTX 4060以上を選んでおくと安心です。CPUは「Core i5-13400」程度で問題なく、メモリは16GBで快適に動作します。
インディー系ゲームは2Dや低負荷の3Dタイトルが多いため、むしろ「静音性」や「消費電力」を重視すると満足度が高くなります。また、ゲーム実況やYouTube配信をする場合は、GPUエンコード機能（NVENC）が使えるNVIDIA製グラボがおすすめ。これにより、CPUに負担をかけず高画質で配信可能です。
コスパを重視するなら「フロンティアのRTX 3050搭載モデル」や「ドスパラのGALLERIA RM5C-R35」などが人気です。
今後の新作ゲームに備える将来性のある選び方
2025年以降は、『GTA6』や『The Elder Scrolls VI』など次世代AAAタイトルが登場予定で、これらは非常に重くなると予想されています。今後3〜5年使えるPCを選ぶなら、「RTX 4070 Ti」以上のGPUと「Ryzen 7 7800X3D」クラスのCPUを選ぶと安心です。メモリは32GB、SSDは2TBあれば余裕をもってプレイできます。
また、電源ユニットは将来のGPU交換を見据えて750W以上を推奨。マザーボードも最新規格（PCIe 5.0対応）を選んでおくと、次世代パーツにも対応しやすいです。
将来性を考えると、「今ギリギリ動く」よりも「今余裕がある」構成を選んだほうが結果的にコスパが良くなります。少し背伸びしたスペック選びが、後悔しないゲーミングPC選びのコツです。
ゲーミングPCのパーツを理解しよう
GPU（グラボ）の性能の見方
GPU（グラフィックボード）は、ゲーミングPCの心臓ともいえるパーツです。ゲームの映像を描画する役割を持ち、GPUの性能が高いほど美しいグラフィックを滑らかに表示できます。GPUには主にNVIDIA製とAMD製がありますが、2025年時点ではNVIDIAの「GeForce RTX」シリーズが主流。型番の見方は「RTX 4070」などの数字が大きいほど性能が高く、「Ti」や「SUPER」が付くと上位モデルになります。
たとえば、「RTX 4060」と「RTX 4070」では、フレームレート（FPS）に約40％の差が出ることも。重い3Dゲームや4Kプレイを考えているなら、RTX 4070以上が安心です。一方、ライトユーザーならRTX 3050でも十分。
また、最新のRTX 40シリーズはDLSS 3.5というAI技術を搭載しており、画質を落とさずに処理を軽くすることができます。GPU選びでは、「遊びたいゲームの推奨スペック」をチェックし、それより少し上の性能を選ぶのがポイントです。
CPUの世代と型番の選び方
CPU（中央処理装置）は、ゲームの計算処理を担当します。よく「Core i5」や「Ryzen 7」といった名前を聞くと思いますが、これがシリーズ名です。CPUには世代ごとに性能差があり、数字の部分が新しいほど高性能です。
たとえば、Intelなら「Core i5-14400F」は第14世代、「Ryzen 7 7800X3D」はAMDの第7世代にあたります。ゲーミング用途では、CPUのコア数やクロック数も重要で、6コア以上を選ぶのが理想です。
また、Intelの「F」付きモデルはグラフィック機能が省かれていますが、その分安くコスパが良いです。GPUを別途搭載するゲーミングPCなら「F付き」を選んでも問題ありません。
2025年時点では、IntelならCore i5-14400F、AMDならRyzen 7 7800X3Dがコスパ最強。どちらも最新ゲームを高設定で快適にプレイできる実力を持っています。
メモリの速度と容量のバランス
メモリ（RAM）は、ゲーム中のデータを一時的に保存・処理する場所です。容量が少ないとゲームがカクついたり、ロード時間が長くなったりします。現在の主流は「16GB（8GB×2）」ですが、最新タイトルや配信を考えるなら「32GB」がおすすめです。
また、容量だけでなく「速度」も大切。メモリには「DDR4」「DDR5」という規格があり、DDR5の方が新しく高速です。2025年時点では、DDR5-5600MHz以上が主流となっています。
特にAMDのRyzen CPUはメモリ速度の影響を受けやすいため、できるだけ速いメモリを選ぶと性能を引き出せます。
コスパを重視するなら、「DDR5 32GB（5600MHz）」あたりが最もバランスが良く、今後数年は安心して使えるスペックです。
SSDとHDDの違いと使い分け
ストレージはデータを保存する場所です。現在は「HDD（ハードディスク）」よりも「SSD（ソリッドステートドライブ）」が主流です。SSDは読み書きが圧倒的に速く、ゲームの起動時間やマップのロードが数秒で完了します。一方、HDDは容量が大きく価格が安いのが特徴です。
理想的な構成は、「SSD＋HDDの併用」。OSやよく遊ぶゲームはSSDに入れ、動画・スクリーンショット・バックアップデータなどはHDDに保存します。
2025年現在は「NVMe SSD」というさらに高速なタイプが一般的で、PCIe 4.0対応モデルなら転送速度は最大7000MB/sにも達します。
容量は最低500GB、できれば1TB以上がおすすめ。最近のゲームは1本100GBを超えることも珍しくないため、容量に余裕を持っておくと安心です。
電源・冷却システムの重要性
意外と見落とされがちなのが「電源」と「冷却システム」です。電源はPC全体に安定した電力を供給する重要なパーツで、品質が悪いと動作が不安定になったり、最悪の場合は故障の原因になります。
目安として、RTX 4060クラスなら600W、RTX 4070以上なら750W以上の電源を選びましょう。さらに「80PLUS GOLD」や「PLATINUM」などの認証付き製品なら、変換効率が高く安心です。
また、冷却も非常に重要。CPUクーラーには「空冷」と「水冷」があり、静音性を求めるなら水冷タイプが人気です。GPUやCPUの熱を効率よく逃がすことで、性能を長時間安定して発揮できます。
ケース内のエアフローも忘れずに。前面から吸気、背面・上部から排気の流れを作ることで、全体の温度を下げられます。長く安定して遊びたいなら、電源と冷却は「いいものを選ぶ」ことが大切です。
賢く買うためのチェックポイントと購入タイミング
セール時期を狙うのが一番お得？
ゲーミングPCは高価な買い物ですが、セールの時期を狙えば数万円単位で安く買えることも珍しくありません。特に狙い目なのは以下のタイミングです
| 時期 | セール名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1月 | 新春セール | 年末在庫のクリアランスで割引率が高い |
| 3月〜4月 | 新生活セール | 初心者向けゲーミングPCが安い |
| 7月〜8月 | 夏のボーナスセール | 最新パーツ搭載モデルが登場 |
| 11月 | ブラックフライデー | 一年で最も値引きが大きい |
| 12月 | 年末セール | 在庫処分＋ポイント還元あり |
特に「ブラックフライデー」と「新春セール」は、BTOメーカーが強力なキャンペーンを展開するため、RTX 4070搭載モデルなど中上位機種が大幅値引きされることもあります。タイミングを逃さないために、各メーカーのメルマガ登録や公式X（旧Twitter）をフォローしておくのがおすすめです。
保証・サポート内容の見極め方
ゲーミングPCを買うとき、多くの人が見落としがちなのが「保証」と「サポート内容」です。BTOメーカーでは通常1年間の保証が付いていますが、延長保証（3〜5年）を付けておくと安心です。特にCPUやGPUなどの高価なパーツは、故障時の修理費が高額になるため、延長保証の恩恵は大きいです。
また、サポート体制も重要。たとえば「マウスコンピューター」は国内生産・24時間サポートで評判が高く、初心者でも安心して購入できます。一方で「フロンティア」や「ドスパラ」はサポート対応が早く、修理期間も短いです。
購入前に「サポート窓口の対応時間」「修理の送料」「代替機の有無」などを確認しておくと、トラブル時も慌てずに対応できます。
中古ゲーミングPCはアリ？ナシ？
「少しでも安く買いたい」と考える人が気になるのが中古PC。しかし、中古ゲーミングPCは慎重に選ばないと後悔することもあります。中古の最大のリスクは「使用時間がわからないこと」。特にGPUは長時間の高負荷にさらされていると性能劣化が起こります。
中古を検討するなら、**信頼できる専門店（ソフマップ、PCショップARKなど）**で、保証付きの商品を選ぶのが鉄則です。
ただし、RTX 30シリーズ以前のモデルは消費電力が高く、最新ゲームでは性能が不足気味。長期的に見ると、新品のエントリーモデルを買った方がコスパが良いケースも多いです。
結論として、「予算が10万円未満で、軽いゲームしかしない」人なら中古もアリですが、重いゲームを快適に遊びたいなら新品一択です。
周辺機器（モニター・キーボード・マウス）の選び方
ゲーミングPCの性能を最大限引き出すには、周辺機器選びも非常に重要です。まずモニターですが、FPSやアクションゲームをプレイするなら「144Hz以上」のリフレッシュレートを持つモデルを選びましょう。反応速度（応答時間）は1msが理想です。
キーボードは「メカニカルスイッチ」がおすすめ。赤軸は軽くて静か、青軸はクリック感が強く、好みに合わせて選べます。マウスは軽量タイプが人気で、ロジクールの「G PRO X Superlight」などが定番です。
さらに、ヘッドセットやゲーミングチェアも快適性に大きく関わります。長時間プレイする人ほど、周辺機器の質がパフォーマンスに直結することを覚えておきましょう。
ゲーミングPC購入後のメンテナンス方法
せっかく買ったゲーミングPCも、メンテナンスを怠ると性能が落ちてしまいます。定期的に以下のケアを行いましょう
| 頻度 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 毎月1回 | ファン・フィルター掃除 | ホコリ除去で冷却効率アップ |
| 3ヶ月に1回 | ドライバ更新 | 最新ゲーム対応・不具合修正 |
| 半年に1回 | 内部の清掃 | GPUやCPUの熱対策 |
| 1年に1回 | サーマルグリス塗り替え | 冷却性能の維持 |
ホコリはPCの大敵で、特に夏場は熱暴走の原因になります。エアダスターで軽く吹くだけでも効果的です。
また、ドライバやWindowsのアップデートを怠ると、ゲームが正常に動かない場合もあるため、常に最新状態を保ちましょう。これだけでPCの寿命が2〜3年延びることもあります。
まとめ
この記事では、2025年におすすめのゲーミングPC選びのポイントを、価格帯・ゲーム別・パーツ別に詳しく解説しました。
結論として、「RTX 4060〜4070搭載モデル」が最もコスパが高く、ほとんどのゲームを快適にプレイできます。購入する際はセール時期を狙い、保証やサポート体制もチェックしましょう。
ゲーミングPCは高価な投資ですが、自分のプレイスタイルに合った1台を選べば、数年にわたって最高のゲーム体験を楽しめます。